NEWS RELEASE

日本の「伝統継承」と「環境保全」を考え開発された、世界に届ける最上級のレザー素材「KENRAN Leather(けんらんレザー)」が登場。

服飾雑貨

Last Update:2021.02.05

ユネスコ無形文化遺産にも登録された「縁付金箔」技術と日本で唯一LWG認証を受けたタンナーによる環境に優しい上質レザーがコラボレーション。

フレグランス、時計、ファッション雑貨等のブランドを取り扱う専門商社である株式会社ウエニ貿易(本社:東京都台東区、代表取締役社長:宮上昌弘)が、"金沢箔企画販売のゴールデンバロール"、"製革業の繁栄皮革工業所" と共に展開する、環境に優しい国産皮革に、金箔を贅沢に重ね合わせる「絢爛仕上げ」を施した最上級レザー素材 「KENRAN Leather(けんらんレザー)」の発売をスタートさせました。

「KENRAN Leather(けんらんレザー)」とは、環境に優しい国産皮革に、金箔を贅沢に重ね合わせる「絢爛仕上げ」を施した最上級レザーです。金箔の輝きと美しさを最大限に引き出した、芸術的で独創性に溢れる、全く新しいレザー素材となっています。
豪華絢爛(けんらん)から「KENRAN Leather(けんらんレザー)」と名付けました。箔の種類は、5種類あります。

(詳細:https://uenim.ueni.co.jp/detail/apparel_kenran.html#001365)

<KENRAN Leatherの特徴>

1.縁付金箔の製造技法を使用
KENRAN Leather の金箔は日本の金箔の生産99%を担う金沢の金箔が使用されています。金沢の地に根付き金沢だけで行われている400 年以上続く伝統技法が「縁付(えんつけ)金箔」です。
様々な金箔生産技術の中でも縁付技術は半年~1 年もの間職人が手間暇かけて仕込んだ手漉き和紙を箔打ち紙に使用し、金片を10,000 分の1 ㎜程度まで丁寧に叩解してつくられるており、艶やかでしなやか。
息を吹けば紙のように舞うほどの薄さでこの”薄さ”と”しなやかさ”は、縁付技術でのみ実現され金箔の多様性を生み出しています。
凹凸や細部に箔がよくなじむことから国宝の修復に用いられており、2020 年12 月にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。
そんな金箔に貼るレザーも一味違います。


2.環境に配慮されたレザーを使用
KENRAN Leather のレザーは、は地球環境に配慮された最高品質のレザーを使用しています。LWG(レザーワーキンググループ)と呼ばれる国際団体の厳格な基準を日本で唯一クリアした繁栄皮革と協業し、長期的かつ世界的な観点を持った製品づくりを行っています。

<KENRAN Leather プロジェクトの想い>

私達は、「伝統継承」と「環境保全」を軸に取り組んでいます。

1.縁付技術の「伝統継承」の課題解決
400 年以上の歴史を持つ、金沢の「縁付金箔」。2020 年12 月にはユネスコ無形文化遺産に登録されるなど高い注目を集めています。しかし一方では、技術を保存・継承していくことが喫緊の課題となっています。金箔自体の需要が減っている昨今、大量生産・大量消費の経済構造にある中で、手間暇のかかる縁付金箔は生産量が減少しており、後継者不足も顕著化しているのです。
そんな状況にある縁付金箔は、紙仕込みから金箔が出来上がるまでの段階で、一切の化学薬品を使うことなく、すべて天然由来の素材でつくり上げることも特徴です。環境に優しい持続可能なものづくりは、これからの時代に合致します。
この伝統技術を守るため KENRAN Leather を通して金沢箔の新たな価値を生み出し、再び需要を喚起することで、「縁付」という伝統を後世へと継承していけたらと考えています。

2.環境保全を考え自信を持って素材を提供いたします。
サステナブルやSDGs といった言葉が浸透したように、現在は環境に優しい持続可能なものづくりが世界的に求められています。これは、私たちの使命でもあります。KENRAN Leatherの縁付金箔は、1つとして一切の化学薬品を使うことなく、すべて天然由来の素材でつくり上げております。レザーにもこだわりLWG認証を国内で唯一取得した繁栄皮革さんの環境に優しいレザーを使用しています。
そして、毎年、多くの化学物質が「有害である」と追加発表されます。そういった情報を瞬時に取り入れ、繁栄皮革さんでは、ブランド基準での安心安全な薬剤を選定するために、薬剤の実験施設を完備しています。
このような実験環境を整えていますので常に、環境に配慮し、またブランドに対して自信を持って、持続可能

かつ良質で安心していただける素材を提供していきます。

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