PDCAサイクルを早く回せば、売上も伸び、
リピート率も高まって、シェアも拡大する。
入社以降、どのようなお仕事をされてきたのですか?
EC事業部の服飾雑貨チームに配属され、まずは先輩からECの仕組みについて教えてもらいました。楽天やAmazonのような巨大ECサイトから、自社運営の個性的なECサイトまで、インターネット上にはさまざまな販路があります。各サイトの特色や客層によって営業の提案スタイルもまったく異なるということを知って、実に興味深い世界だと思ったことをよく覚えています。以後、主に自社でECサイトを運営している既存のお客様を担当し、ナショナルブランドのバッグやアクセサリーを卸してきました。
お仕事は、具体的にどのように進めていくのですか?
現在、十数社を担当していますが、それぞれのお客様に対してその月に何を掲載するのかを提案していきます。先方に提案リストをメールでお送りして電話で商品を決定するパターン、担当の方とお会いして商談しながら商品を決定するパターンに分かれますが、やはり実際にお会いした方がより多くの情報交換ができるため、売上につながりやすいですね。
実際にお客様とお会いすると、どんなメリットがあるのでしょう?
雑談のなかから企画が生まれることも多いんです。例えば、「これ、よく売れているね」「ピンク色のものが多いですね」「確かに」「あ、ピンク特集というのはどうですか?」「いいね。やってみようか」といった具合です。これは実話で、お客様のECサイト内でピンク色の商品を集めた特集を組んでみたところ、売上が伸びたことがありました。
ECサイトの場合、そういった企画も実行しやすそうですね?
そうなんです。実店舗でピンク特集をやろうとすると、実際に在庫を移動するなど手間と時間が掛かり、コストが発生します。でも、ECサイトでは商品画像を集めて、バナーをつくるだけ。こうして企画を実行したら、ログを集めて検証し、分析結果を次の企画へとつなげていく。PDCAサイクルを早く回せるのがEC事業の面白さであり、ヒット企画に基づく納品を競合他社に先んじて行うことができれば、お客様の売上も伸び、リピート率も高まって、ECサイト内における当社のシェアを拡大することもできるというわけです。